ケニアからフィリピンへ ~環境教育の旅~(Maki)

*はじめまして*

新しくインターンとしてやって来ました、Makiです。


ココへ辿り着いたのは、今からさかのぼること約1年半。。。

当時、私がいたのはケニアの僻地、メルー国立公園の中。

(▲※写真は別の公園。地獄の門という名のヘルズゲート国立公園)

(▲公園付近の学校児童たちへ環境保護についての出前教室)


青年海外協力隊として環境教育の活動していた最中、その後の人生についてもんもんと考えていました。


*帰国後も環境教育活動に関わっていきたい、

*でも日本では学校教育やボランティアなどの形で行われることが多い中、”生きるための仕事”として受け皿はあるのだろうか。。。

*そもそもケニアという環境教育の土台もほぼ無かったような舞台で、素人なりに手探りでやってきた今、自分はまだまだスキルが足りてない!

*もっと海外での先進的な取り組みが見てみたい。。。


そんな思いで、ひんぱんな停電の合間にネット上で見つけ出し、

惹かれた場所がココでした。

(▲演劇を通した環境教育のためのワークショップ参加者と@棚田集落Hapao)


英語が苦手すぎてケニアではすっかりスワヒリ語になじんでしまい、

でもやっぱりちゃんと英語を話せるようになりたい!という気持ちを引きずって、

まず赴いたのはバギオの語学学校!

(▲愉快なフィリピン人の先生たちと@BECI)

そこで3ヶ月間の留学を経て、今年、2018年の4月末にようやくココ、CGNへやってきました。


さて、ここで一体私は何が出来るのか?


「せっかくいろんな経験してるんだから、お話会してみる?」

「受け身で学ぼうとするだけでなく主体的にできること、やりたいことがあったらどんどん提案してちょうだいね」

CGN顧問の眞理子さんからそんな言葉を受け、

来て一週間目の週末にさっそく自分が主体となる場を頂くこととなりました。

それがコチラ☟(▼インターンのひなちゃんが作ってくれたバナー▼)

とは言え、基本人前では小心者なので内心ドキドキ、

でも自分の想いをいろんな人に共有できるワクワク、

2つの思いが入り混じった状態で、当日を迎えました。


一番びっくりしたのが、幅広く世代を超えてバギオの各地から20名近くの日本人の方々が集まってくれたこと。

「アフリカで2年間ボランティア」なんてわりと異質がられる存在だったので、

「インターン数名とこじんまり」という予想が見事に裏切られ…

ドギマギした心境のまま開会に突入。。。

上手く話せるか不安を引きずりながらも、自分がケニアで出会った驚きや感動をできるだけそのままリアルに届けたい、たくさんの人にケニアの現状や魅力を知ってもらいたい、という思い一筋で、とにかく伝え続けました。

翌日、声が蚊の鳴くような音しかか出なくなるほどに。笑

最中は伝えることに必死すぎて、みなさんの感触を上手く汲み取る余裕もありませんでしたが、終わってから「おもしろかったです~」「もっと知りたいです!」といった声を聞いたときはほっとした気持ちになりました。


コーヒーブレイクを挟んだ後には、フィリピンで活動する青年海外協力隊を描いた映画「クロスロード」の上映会↓

「ボランティアなんて偽善だ」と、冒頭で主人公は言います。


じゃあ、私にとってのボランティアって一体なに?

ケニアにいたときは、「ボランティア=日々の当たり前の生活」だったから、ほとんど考えてもみなかったこと。

インターン仲間のけいくん(←教育系に熱い)と、夜な夜なあーでもないこーでもないと答えのない討論を(ビールやギターと共に)交わしながら見出した答えは、

私にとってのボランティアは半分、自己満足のためのもの、ということ。

だってそれは、

もっと環境教育の経験を積みたい、知らないからこそアフリカの地で暮らしてみたい、

そんな漠然とした魅力に身を動かされるまま、未知の国際協力の世界へと立ち挑み、掴み取った新しいステージだったから。

でも行くからには自分の活動が現地のニーズに合ってなきゃ完全の自己満足、迷惑なもので終わっちゃう。自分の周りにいる人がHappyで、いい関係が築けてなければ自分もHappyに過ごせないもの。

だから、残り半分は現地の人や環境のためのもの。

でも結局それも、自己満足に繋がるもの。

私はたまたまその2つ、自分のやりたいことと現地のニーズがぴったりの状況だったからこそ、毎日ただただ、底から陽気なケニア人たちとそこにある大自然にたっぷり刺激を受けながら、本当に心満たされる2年間を過ごすことができました。

(▲ケニアの学校教室にはいつも溢れんばかりの生徒たちでぎゅうぎゅう。そして最後はカオス状態に。。。)


「人の役に立つなんてすごいですね~」

なんて言われたりするけど、一体どれだけ役に立てたのか、正直、自分でも分かりません。

そもそも教育活動の効果を短期間で測るのは難しいことでもあるし、

いろんなことを提案してケニア人たちと一緒にやってみたけど、その後それをどう活かすか、やめるかは結局彼ら次第。

日本と違って予期せぬことが当たり前のように起こったりするケニアだから、彼らにどうにもできないほど事態が変わっちゃうことだってある。

ケニア人の気質、境遇、文化、異なる全てを考慮して、確実に持続的な効果が残る活動を現地の人たちと協働しながら2年でできたならそれ以上のことはないけれど、ケニア人とはまるで異質の日本人、素人の私が2年赴いてできたことなんてほんのわずかなもの。

それでも、私が2年間で出会ってきたケニア人たちの心に「フレンドリーな日本人がいたな」っていう記憶が残ってたり、今私が他の人たちに隊員時代の話をすることで、遠い見知らぬ国の魅力を伝えられたり、より身近に感じてもらうことができるなら、少なからずとも意義は見出せるんじゃないかなぁって。

ハードルが高いことのように思われがちだけど、「何かが出来る」って確証がなくても、「現地の人と何かやってみたい」って気持ちがある限り、行くに値する素質は十分あるんじゃないかなぁって、

甘えた考えなのかもしれないけど、個人的にそう思ってます。

これまでの世界の旅を通して、各国の格差を知ったときから

今の世界のあり方に対する違和感がずーっと消えなくて、

どうやったらこの世の不公平がなくなるのか、

世界全体が平和になるまであと何億万歩、それ以上って距離があるのか、

私には分からないけど、

外の世界に興味を持った誰かがそこへ赴き、そこで出会った誰かと友好関係が生まれたり、

何かをきっかけに遠い国のことをより身近に感じたり思いやれるようになったりするだけでも、

一歩一歩、近づけられるんじゃないかなぁって、

そんなことをひそかに思いながらお話をさせてもらいました。


これから私がやりたいと思うことは、

環境教育と国際理解教育。

伝える術はまだまだだし(特に英語 汗)、

最終的にどこに着地するのかもまだ見えていないけど、

誰かが見ている世界を広げる、そんなことができる人を目指して、これからも修業に励んでいきたいなーと思います。


Sala salamat po!

Kita-kita po tayo ulit ha!


CGNインターン Maki


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コーディリエラ・グリーン・ネットワーク インターン体験ブログ

フィリピン・ルソン島北部のバギオを拠点に、コーディリエラ山岳地方で活動する環境NGO「コーディリエラ・グリーン・ネットワーク(CGN)の日本人インターンによるブログです。活動紹介のホームページはhttps://cordigreen.jimdo.com。以前のインターン体験ブログはこちらameblo.jp/cordillera/。問い合わせはcordigreen(a)gmail.comまで。