世界の友達とビデオ通話!〜自然との共生を考える子どもたちの一歩〜In Baguio(前半)



こんにちは。インターン生のケイです。
日本ではそろそろお花見が終わり、職場や学校での新生活も慣れて来た頃でしょうか。僕もバギオでの生活にちゃっかり馴染んで来ました。気がつけばもう一ヶ月。毎日楽しく学ばせていただいております。フィリピンはかなり雨っぽいです。優しい人ばかりだし、ご飯は美味しいし、思っていたより涼しいし(むしろ寒い)、バギオ生活をエンジョイさせていただいております。


また、いろんな想いをもったインターン生やゲストハウスのお客さんとの出会い、CGNのお仕事など毎日刺激や学びの連続で、頭が追いつきません笑

さて、もう4月も半ばに入ってしまい、とても今更ではあるのですがタイトルにもあるように3月23日から26日にかけて行われたNEC世界自然子どもクラブについて感じたことなどを書いていこうと思います。少し長くなりますがお付き合いください。

3月23日夕方。ゲストハウスTALAに小さなゲストたちがやってきました。フィリピンの山あいにある小学校の子どもたちです。この日から3日間、「NEC世界子ども自然クラブ(NEC World Children Nature Club)」に参加するためにはるばるやってきました。「NEC世界子ども自然クラブ」は子ども達の環境に対する感受性やグローバルな視点の育成、ITの可能性の検証を目的に日本にあるキープ協会の協働で2008年から始まりました。初めは日本とマレーシアで始まった活動ですが、今年度は日本、マレーシア、台湾、中国、フィリピン、インドネシアのアジア6地域が参加しました。3日間子どもたちは各地域で自然体験をし、お互い感じたことや学んだことをビデオ通話を通して語り合います。

フィリピンからはベンゲット州の4〜6年生の小学生12名が参加しました。参加校はカバヤンセントラル小学校、エキップ小学校、エスサ・エス・アロドス小学校の三校で、遠いところではなんと5時間車で走った後、歩きで8〜10時間と日本では考えられないほどの時間をかけて子どもたちはやって来ました。

真理子さんから「今までの人生でお湯でシャワーをしたことがない、フラッシュのあるトイレを見たことがない、電子レンジや洗濯機なんて夢にも出てこないので使い方を教えてあげてね」というお話があり、その話で十分驚きつつ、逆にこちらもそのような人たちと出会うことがないので少し緊張して待ち構えていました。

子どもたちがやってくるとやはり少し緊張した様子で、何もかもが手探りといった状態。僕たちスタッフもなんとか近づこうと、どこからきたの?とタブレットで地図を開き、自己紹介をしたり、お互いの出身を調べたり、それぞれの地域の言葉を教えてもらったり交流を試みました。自分たちの地域のことを聞かれると嬉しそうに、これはこうでね、ここからきたんだよ、というふうに熱心に教えてもらいました。この時点で、フィリピンの子どもたちの素直さや礼儀正しさを感じたというか、なんといい子たちなんだという感じを受けました。まずはファーストコンタクトをしっかりととることができて僕もホッとしました。

翌日、NEC世界子ども自然クラブの活動が始まりました。役員の方によるNECの紹介や、この活動で使うメモ帳やルーペなどの道具のプレゼントがあり、さっそく今日の活動へ。
初日はアンビヨンという場所にある小高い丘の松林へ行きました。
(↑とても眺めがよく、バギオ市内を一望できます。街の景色に見慣れない子どもたちはクールにも驚いていました。)
ジープに乗って20分ほど走ると会場に到着。初日の活動のテーマは山。大きな山のイラストを使って山の循環について考えました。山のイラストの中に、人の手や足などのパーツを当てはめながら、山にも人間の手や足と同じようにそれぞれ循環するために必要な役割を備えているんだよ、ということをかわいいフェルトの人形を使って学びました。子どもたちも、山の目はどこかな、耳はどこかなと一生懸命考えます。
その後、松林の中に入っていき、ルーペを使い自然観察を行いました。山で育った彼らにとっては自然はごく当たり前のものだけど、ルーペを使うことによってみえる、細やかな世界に没頭し、じっくり一つ一つ観察しました。木の幹や葉っぱ、地面、虫、草や花などいろんなものを観察し、メモをしたりしました。子どもたちの見入るような真剣な眼差しがとても印象的でした。ほかにも、ゲームをしながら体をめいっぱい使って自然を体験しました。
(体を使って木の役割を表現しています。)
(見せ合いっこ)

(じーっと木の皮を観察。)
(葉っぱを使って自然の循環を考えます。自分を葉っぱの一生に例えるとどこかな??という質問に笑顔で指差して「ここ!」)


活動を終え、TALAに戻ると、さっそく活動の成果をビデオ通話で発表します。初日のお相手は中国の子どもたち。中国の子どもたちは地元の山について紹介してくれました。紙粘土で山を表現し伝えてくれました。フィリピンの子どもたちも葉っぱや枝を見せながらこの日体験したことを紹介しました。見たこともない機械やスクリーンが目の前に広がり、何が起きているのかまだいまいちピンときていない様子でしたが、手を振ったり、Hiと声をかけたりすると、向こうからも反応が返ってくることがわかると、それ以降はとても楽しそうにやりとりをしていました。自分の発表が相手に伝わるととても嬉しそうでした。

発表も無事終え、夕食をいただきました。みんなで食べるご飯はとても美味しいです。少しシャイなのか、日本人にびっくりしているのか、僕のことが嫌だったのか、あまりラリーは続きませんでしたが、子どもたちともお話をしました。子どもたちはタガログ語はもちろん、自分たちの地域独自の言語(フィリピン全土で172の言語があるらしいです)をもち、また公用語である英語も話せます。小学生にしてトリリンガル。おそるべしフィリピン。
後半へ続く。

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コーディリエラ・グリーン・ネットワーク インターン体験ブログ

フィリピン・ルソン島北部のバギオを拠点に、コーディリエラ山岳地方で活動する環境NGO「コーディリエラ・グリーン・ネットワーク(CGN)の日本人インターンによるブログです。活動紹介のホームページはhttps://cordigreen.jimdo.com。以前のインターン体験ブログはこちらameblo.jp/cordillera/。問い合わせはcordigreen(a)gmail.comまで。